神奈川県が県下の自治体と合同で実施するビッグレスキューかながわ。
平成27年度は厚木市との合同となり、神奈川県総合防災センター、荻野運動公園、ぼうさいの丘公園の3会場での開催となりました。
小雨の降る8月30日、日曜日にもかかわらず、厚木市建設業協会、神奈川県建設業協会県央支部の会員は、7時15分に協会事務所へ集合、事前の打ち合わせを行った後、道路啓開訓練の会場となる、荻野運動公園へ移動。
ダンプの搬入等で直行したメンバーや訓練状況を確認するために集合した会員とも合流。参加者は31名となりました。
訓練開始前の時間を利用し、車両及び人員の配置や作業手順を確認。訓練開始を待ちます。
9時ちょうどにシェイクアウト訓練のアナウンスが流れます。地震発生を想定し、会場にいる全員が安全確保行動を取り終えると同時に、訓練が開始されました。
荻野運動公園では、次の訓練がつぎつぎと手際よく行われました。
・情報収集伝達訓練
・自主防災組織による訓練
・多重衝突現場における救出救助訓練
・道路啓開訓練
・土砂災害現場における救出救助訓練
厚木市建設業協会と神奈川県建設業協会県央支部は「道路啓開訓練」を実施しました。
県道及び市内にがれき(に見立てた木材)があるため、現場に急行し、撤去をする訓練です。
県道については、

厚木土木事務所のパトロールカーを先頭に、

チガサキレンタル活ノ勢原営業所(出口所長)さんご協賛のグラップル、

会員の葛g次土木さんのダンプ

会員の愛甲建設鰍ウんの軽バンが対応のため、急行します。
市内を想定した箇所については、

厚木市の道路補修事務所のパトロールカーを先頭に、

チガサキレンタル活ノ勢原営業所さんご協賛(2台目!感謝!!)のグラップル、

会員の椛齡園さんのダンプ、

会員の若林建設鰍ウんの軽バンが現場へ急行しました。
各現場とも行政と協会会員が整列し、行政からの指示を受け、会員が即座に撤去作業を開始します。


グラップルでがれき(に見立てた材木)をつかみ、ダンプにのせます。
ダンプ上ではがれきを積みやすいように荷台を整理、
地上でもグラップルががれきをつかみやすいように、がれきを動かします。
がれきでケガをしないよう、細心の注意を払うとともに、
グラップルの動作に周囲の人が巻き込まれないよう、誘導員が回転範囲に目を光らせます。
また、厚木市建設業協会は黄色のベスト、
県央支部は今回、協会本部の協力により新たに作成した青色のベストを着用。
災害時に迅速に協力する、地域の建設業団体の存在感をアピールしました。
当初、9時40分入場、58分退場を予定していましたが、50分頃には作業を完了し、その後、すみやかに退場することが出来ました。

終了後、参加者全員で集合写真を撮影しました。
当日、県副知事さんが最後まで訓練の様子をご覧頂いた中で、
建設業協会の訓練状況について、
「手際よく対応してもらっている」旨、
県土整備局長さんにお声がけを頂いたとの後日談を、
厚木土木事務所よりお聞きしました!
地震災害はいつ起こるか予測することは難しいです。
ですが、備えることはできます。
私たち、建設業団体も、重機の保有や人員の確保、連絡体制の整備などを通じて、
日頃から万が一の事態に備えていきたいと思います。
今回の訓練を糧に、今後も取り組みを充実していきます!